床高の低い建物
建築基準法が1950年に施行されて、昨今までに大小さまざまな改正などにより基準は変化しております。
こちらの現場では床高25㎝程度(基準は45㎝以上)によって大引や根太(床を支える横架材)が土壌からの湿気によってカビやシロアリにやられていました。
床下に人が入れない高さの建築は昔は多くみられました、最近の新築ではこのような建築はありませんので安心してください。
今回の工事ではお客様に合意を得て(床高を変更できないため定期点検が不可、5年経過後のシロアリ被害による保証は致しかねます)シロアリ防除・カビの除去(木部のケレン)・防腐防カビ剤の塗布・土壌の防湿シート・調湿材の敷き均し工事をさせていただきました。
某リフォーム会社で原因の調査をせずに床板の上張り(2重張り)をされたお客様で、実は原因が土壌からの湿気で、湿気対策をしなかったために、数年でまた同じ床の張替(古い床板を剥がして床板張り)をしていたお家もございます。
床や畳に異常(床のきしみ・ぶよぶよする等)を感じた場合、すぐに張替や交換を考えず、まずは原因を調査することをオススメいたします。
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